格闘技の種類は大きく分けていくつある?代表的な競技を例に紹介

格闘技というと皆さんはどのような競技を思いつくでしょうか。多くの方はボクシングや柔道、最近、人気急上昇中の総合格闘技などを思い浮かべると思います。では、それらの格闘技はどのように分けられているのでしょうか。

日本では、ボクシングの井上尚弥選手やキックボクシングの那須川天心選手といったスター選手のおかげで、格闘技が人気になってきていますね。

そこで今回は、格闘技の種類がいくつあり、どのように分けられるのか、代表的な競技を参考に、紹介して行きたいと思います。

格闘技は大きく分けて3種類

格闘技は大きく分けて3種類です。格闘技は「パンチ」や「キック」、「膝」、「肘」といった部分を使う「打撃系」、「関節技」、「投げ技」、「寝技」、「絞め技」などの「組み技系」、「打撃」、「組み技」などの複数の競技が混ざった「総合系」の3つに分類されています。

勝敗の決まり方は?

「打撃系」の競技の場合は、ダメージの深さだけではなく、手数の多さやダウン、勢いなどのポイントで勝敗が決まります。

「組み技系」は投げ技が綺麗に決まったか、「絞め技」、「寝技」、「関節技」の決まり方具合でポイントが変わるのが特徴です。

「総合系」は噛みつきや目つぶしなどの危険な攻撃は禁止されていますが、自分のスタイルで戦うことが認められているので、KO(ノックアウト)、TKO(テクニカルノックアウト)、ダウン、関節技などのタップによって勝敗が決められます。

格闘技の3種類にはどんなスポーツがある?

格闘技は「打撃系」、「組み技系」、「総合系」の3つに分けることができますが、どのようなスポーツがあるのでしょうか。どのスポーツがどの種類に当てはまるのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。

打撃系

「打撃系」にはボクシング、キックボクシング、空手、テコンドー、ムエタイといったスポーツがあります。ボクシングはパンチのみが有効で、キックボクシングとムエタイは「パンチ」や「キック」、「肘」、「膝蹴り」といった攻撃が認められています。

空手は流派などによってことなりますが、フルコンタクト系の場合は「突き」や「蹴り」、「膝」、「肘」、「押し」といった様々な攻撃が認められているのが特徴です。

組み技系

「組み技系」に分類されるスポーツは柔道、相撲、レスリング、ブラジリアン柔術、グラップリング、脩斗ボクシングなどが該当します。

「組み技系」は同じジャンルに分けられますが、ルールや有効とされる攻撃が違うのが特徴です。柔道、ブラジリアン柔術、グラップリングは「関節技」、「寝技」、「投げ技」、「絞め技」が認められていて、相撲は「投げ技」のみで、レスリングは「組み技」、「寝技」のみとなっています。

柔道は1本勝ちがありますが、ブラジリアン柔術などは1度で勝敗は決まりません。

総合系

MMA(総合格闘技)、ジークンドー、少林寺拳法、大道塾空道などが「総合系」に該当します。

「総合系」で最も知名度が高い「MMA」は「打撃技」と「組み技」、「立ち技」が認められている競技で、様々なスタイルの選手が戦うため、非常に人気の高いスポーツです。

またアクションスターであるブルース・リーさんが考案したジークンドーはムエタイ、中国拳法、柔道、フェンシングといった様々な国の格闘技が混ざっています。そのため、「打撃技」や「組み技」を使うようです。

まとめ

今回は格闘技の種類が多く分けていくつあるのか、どんなスポーツが各カテゴリーに分類されているのか調査してきました。

格闘技は大きく分けて「打撃系」、「組み技系」、「総合系」の3つに分けられています。「打撃系」にはボクシングやキックボクシング、ムエタイ、空手、「組み技系」は柔道、相撲、レスリング、ブラジリアン柔術、グラップリング、脩斗ボクシング、「総合系」はMMA(総合格闘技)、ジークンドー、少林寺拳法、大道塾空道などです。

それぞれ違った特徴・ルールがあるので、自分の好きなスポーツを楽しみましょう。