ハンドボールは空中でボールをキャッチし、投げるといったプレーがあるように、非常にダイナミックでテンポの速いスポーツです。ハンドボールは2024年に行われたパリオリンピックでも採用された競技で、多くのスポーツファンからも愛されています。
では、ハンドボールのルールや歴史、起源はどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、ハンドボールの歴史や起源、人気の国やオリンピック競技に採用された背景などを紹介していきたいと思います。
ハンドボールの歴史や起源は?
日本ではあまり馴染みのないハンドボールですが、ヨーロッパではサッカー並に人気のあるスポーツで、スペインとドイツにはプロリーグもあります。
ヨーロッパで人気の高いハンドボールの歴史や起源は何だったのでしょうか。
そこで今回は、ハンドボールの歴史や起源を詳しく見ていきましょう。
ハンドボールの歴史は?ヨーロッパが発祥?
ハンドボールは19世紀末頃、デンマーク人のホルガー・ニールセン氏が考案した7人制と、20世紀始め頃、ドイツ人の女性を中心に行われていた11人制のものが原型だと言われています。
元々は、11人制のハンドボールが主流ではありましたが、人数が少なく、実施しやすい7人制が徐々に支持されるようになり、現在に至ったようです。
1946年には国際ハンドボール連盟が創設され、現在では200以上の国と地域が加盟しており、ヨーロッパを中心に世界中に普及しています。
ハンドボールの起源はサッカー?
ハンドボールは19世紀末のデンマークと20世紀初頭のドイツで考案された競技でありますが、どちらもサッカーが元になっていると言われています。
そのため、ハンドボールが作り出された頃は、現在のボールではなく、サッカーボールが使用されていました。
また、ボールを手で投げるという競技は、古代エジプト、古代ローマ、グリーンランドのイヌイットにもあり、古くから世界の至る所で行われていたため、ハンドボールの起源はもっと古いという意見もあるようです。
ハンドボールが人気の国は?
日本ではあまり人気の高くないハンドボールですが、どこの国で盛んなのでしょうか?
ハンドボールはドイツやデンマークが発祥のスポーツと言われているので、ヨーロッパで人気が高くなっています。ヨーロッパの中でも、特にハンドボールの競技人口が多いのはドイツ、デンマーク、フランス、アイスランド、スウェーデンです。
また、ドイツにはハンドボール・ブンデスリーガ、スペインにはリーガ・アソバルというプロリーグがあります。
日本にはハンドボールのプロリーグがなく、実業団のみなので、普及しないのかもしれません。
ハンドボールのオリンピック採用の歴史とは
ハンドボールがオリンピック競技に初めて採用されたのは、1936年のベルリン大会でしたが、この時は男子のみが行われました。
ベルリン大会以降、ハンドボールはオリンピックに採用されませんでしたが、1972年のミュンヘン大会で復活しています。また、ハンドボール女子は1976年のモントリオール大会以降に採用されました。
ハンドボールは1972年のミュンヘン大会で復活して以降、14大会連続で採用され続けています。
1936年のベルリン大会と1952年のヘルシンキ大会では、11人制が採用されていました。
まとめ
今回はハンドボールの歴史や起源人気の国やオリンピック採用の歴史などを紹介してきました、
ハンドボールは19世紀末のドイツと20世紀初頭のデンマークで考案されたものが原型だという諸説がありますが、古代エジプト、古代ローマだという意見もあります。
ハンドボールはヨーロッパ発祥のスポーツであるため、ドイツ、デンマーク、フランス、アイスランド、スウェーデンで人気の高いスポーツです。
ハンドボールは1972年のミュンヘン大会で復活して以降、14大会連続で採用され続けています。