公営競技の競艇は最近では人気タレントをCMで起用するなど、売り上げの好調さがうかがえます。一方でネット上やSNS上には「怪しいレース」「八百長しているのでは」という声が上がることも珍しくありません。
今回は競艇で八百長をしている怪しい選手はいるのか、逮捕された選手についても調査しました。
競艇の八百長で逮捕された選手
残念ながら競艇では八百長が行われている可能性がないとは言い切れません。実際に逮捕された選手がいるからです。詳しく見ていきましょう。
西川昌希
2020年1月に「西川昌希」元選手が逮捕されたというニュースが報道されました。内容は2019年にびわこ競艇場のレースで八百長を行い、協力者の親戚から300万円の受け取ったというものでした。
その後の調査でびわこのレース以外でも八百長を行っていたことが判明したそうです。
西川昌希はどんなレーサーだった?
西川昌希選手は2009年にデビューし2013年にはA級に昇格、2019年の引退までA級選手として活躍していました。一般戦とはいえ優勝12回を誇り、SG出場の経験もある言わば一流選手でした。
それではなぜそんな選手が八百長に手を染めてしまったのでしょうか。
借金があった
西川昌希選手はギャンブル好きだったそうで、競馬などで借金を2億円も作ってしまっていたそうです。A級選手の平均年収は3000万円ほどとも言われており、普通に暮らす分には十分な額ですが、それ以上にお金を使ってしまっていたようです。
その後の調査で西川昌希選手は20回のレースでの八百長、報酬を合計3725万円受け取っていたことを認めたそうです。
競艇で八百長をしている怪しい選手は他にもいる?
競艇で八百長をしている怪しい選手とされる人は他にもいます。しかし逮捕されているというわけではなく、あくまで「怪しい」とされている選手です。ここからは競艇で八百長をしている怪しい選手と、なぜ怪しいと言われてしまっているのかを見ていきます。
江崎一雄
江崎一雄選手はデビュー3年目でA級に昇格をした、将来を期待されたレーサーでした。しかし出遅れが目立つようになり、またそのレースでオッズが不可解に動いたことも相まって「八百長をしているのではないか?」とファンから声が上がってしまいました。
江崎一雄選手は2024年に引退、真相は闇の中です。
中村亮太
中村亮太選手はA1級で活躍するボートレーサーでしたが、2022年のレースで八百長の疑惑が持たれてしまいます。
中村亮太選手の確勝とも思われたレースでしたが着外になり、競艇では一番不利とされる6
号艇の勝利となりました。その割には配当が安く、また当該レースの売り上げが他のレースより異常に売れていたことで「競艇で八百長をしている怪しい選手なのでは」と疑惑を持たれるようになってしまいました。
森秋光
森秋光選手もA1級で活躍するレーサーでしたが、2015年にインから着外に飛んだことにより競艇で八百長をしている怪しい選手と言われるようになってしまいました。
そのレースでは森秋光選手がイン戦で他の選手はB1以下の選手。当然森秋光選手絡みの舟券が売れるのが普通です。ところが締め切り直前に森選手を外した舟券のオッズが一気に下がり、結果も3連単で万舟券にならないほどでした。
森秋光選手も既に引退しているので、真相はわからないままです。
その他
そのほかにも通信機器を持ち込んでしまう、不可解な減速をする、確勝級なのに着外になったりオッズが動いたりといったことでも「競艇で八百長をしている怪しい選手なのではないか」とファンは疑ってしまいます。
今回挙げた元選手たちもあくまで疑惑であり、真相は本人たちにしかわからないのかも知れませんが、ファンとしては残念な気持ちになってしまいますね。
まとめ
今回は競艇で八百長をしている怪しい選手とされる人についてと、逮捕された選手について調査してきました。八百長をしている選手がもし今もいるとしてもほんの一握りだと思われます。しかしその一握りのせいで多くのファンや関係者は迷惑を被ることになります。
今後一層厳しい姿勢を取ってもらい、クリーンな競艇を楽しんでいきたいですね。