競艇(ボートレース)の払戻金(払い戻し)とは?知っておくべき基本を解説

  • 8月 29, 2024
  • 8月 29, 2024
  • 競艇

競艇は現地観戦で迫力を楽しむことはもちろん、現在はネットを使うことで全国の競艇場の舟券を買って楽しむこともできます。ところで競艇の払戻金とはいったいどういうものなのでしょうか?

今回は競艇の払戻金について、知っておくべき基本を解説していきます。

競艇の払戻金の基本

それではまず、競艇の払戻金の基本から見ていきましょう。

競艇の払戻金とは?

競艇ではレースが終了すると払戻金が表示されます。この払戻金とは「100円買ったときに受け取れる金額」です。例えば払戻金が300円の場合、500円の当たり舟券を持っていれば1500円払い戻されます。

競艇の払い戻し率は?

競艇の払戻金は「売上額から控除率を引いた額」になります。これを払い戻し率と言います。競艇の払い戻し率は法律で決められており、ほとんどの競艇場で75%に設定されています。この場合、例えば売上金が1千万円だった場合、750万円が払戻金に充てられます。

競艇の払戻金が高くなる舟券は?

競艇には以下の種類の舟券があります。

  • 単勝
  • 複勝
  • 2連複
  • 2連単
  • 拡連複(ワイド)
  • 3連複
  • 3連単

このうち当てるのが一番難しいのが一着二着三着を順番通り当てる3連単です。当てるのが難しい分、競艇の払戻金も高くなる傾向があります。

競艇の払戻金の過去最高額は?

競艇の払戻金の過去最高額は、2022年11月1日、ボートレース児島の7レースで飛び出した761,840円です。3連単で6-1-5という買い目でした。

その時の様子はYouTubeにもボートレースの公式からアップされています。

競艇の払戻金の注意点はある?

続いて競艇の払戻金の注意点についてです。

返還される場合がある

競艇ではフライングや出遅れとなった場合、返還となります。競艇では大時計が0から1を指す間にスタートラインを通過しなくてはならないというルールがあり、それより早くスタートしてしまった場合はフライング、遅くスタートになってしまった場合は出遅れで対象の舟券は全て返還となります。スタート後の落水、転覆、エンストなどでは返還にはなりません。まれに失格が多すぎてレース不成立となることもあり、こちらも返還となります。

ネット投票なら自動で返還されるので問題ありませんが、紙の舟券を持っていた場合はうっかり捨ててしまわないように注意が必要です。

返還によって競艇の払戻金が一気に安くなることも

また人気を集めていた選手がフライングなどで返還となってしまった場合、競艇の払戻金が一気に安くなってしまうこともあります。売り上げから返還分を引いた額に払い戻し率をかけたものになるためです。

ちなみにですが予想をしたお客さんだけでなく、売り上げ面で運営側にも迷惑をかけてしまうことになるので、フライングや出遅れをした選手には重いペナルティが課せられます。

競艇の払戻金には上限額が決められている

競艇の払戻金には上限額が決められていることも注意点です。競艇を運営している国土交通省の取り決めで、払戻金は「2000万円まで」となっています。例えば2100万円を舟券で当てても、受け取れるのは2000万円で残りの100万円は運営に持っていかれてしまいます。

とは言え額が額なので普通に競艇で遊んでいる分には心配しなくてよいことですが、頭の片隅に入れておいても損はないでしょう。

的中舟券に有効期限がある

的中した舟券には有効期限があることも注意が必要です。有効期限はレースの翌日から60日間と決められており、それを過ぎてしまうと競艇の払戻金を受け取れなくなってしまうので気をつけましょう。

自動払戻機にも上限がある

競艇の払戻金を受け取る場合、自動払戻機や自動発払機で行うのが一般的ですが、100万円を超える競艇の払戻金を受け取るには専用の窓口でないと払い戻しができません。

こちらもなかなか簡単に経験できることではないですが、一度くらいは専用の窓口へ行ってみたいものですね。

まとめ

今回は競艇の払戻金について、基本的なところを解説してきました。是非とも万舟券を当ててみたいですね。一方で払い戻しになる場合など、注意が必要なこともあります。払戻金の基本をしっかり押さえて、競艇(ボートレース)を楽しんでくださいね。