ソフトボールと野球の違いは?ソフトボールのルールを解り易く解説!

野球とよく似た競技のソフトボール。オリンピックの時など注目される競技ですね。しかしソフトボールと野球の違いがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。今回はソフトボールについて、野球のルールとの違いを解説していきます。

ソフトボールと野球のルールの違い

まずはソフトボールと野球のルールの違いを見ていきましょう。

ピッチャーは下から投げる

野球ではオーバースローやサイドスローなどの投げ方がありますが、ソフトボールは下から投げることがルールです。下投げと言っても肘と手首が体の側を通過しなければならず、腕を2回転以上させてはいけないなど細かいルールが存在します。

ある意味一番わかりやすいソフトボールと野球の違いと言えるでしょう。

1チーム10人

野球と言えば9人ですが、最近はDH(指名打者)制を採用することがスタンダードになりつつあり、投手の代わりに守備につかない打者がいて、1チーム10人となります。一方ソフトボールにはDP(指名選手)制というものがあります。こちらは投手だけでなく「どのポジションの選手につけても良い」ということになっています。

似ているけど少し違う野球とソフトボールの違いと言えるかも知れません。

1試合7イニング

野球は学童野球などを除けば基本的に9イニングですが、ソフトボールは1試合7イニングです。7イニングで決着がつかない場合は、タイブレーカーというノーアウト二塁の場面から8回以降を決着がつくまで行います。1試合のイニング数も野球とソフトボールの違いです。

ランナーはリードできない

野球は出塁したら、ランナーはリードをするものですが、ソフトボールはボールがピッチャーの手から離れるまでリードしたり盗塁したりすることができません。ピッチャーが投げる前に塁を離れてしまうとアウトになってしまいます。

ソフトボールと野球の用具の違い

続いて用具のソフトボールと野球の違いを見ていきましょう。

ボールの大きさと色

野球で使用する硬式球の大きさは円周が22.9~23.5センチ、重さは141.7~148.8グラムです。一方ソフトボールは円周30.2~30.8センチ、重さが177.5~198.8グラムと野球のものをいずれも上回っています。

またボールの色は野球が白ですが、ソフトボールは2002年の国際大会より黄色に赤ステッチが入ったボールが使用されています。

バットの違い

野球のバットはプロが木製、アマチュアは金属製が主流で、長さは106.7センチ以下、太い部分の直径が6.6センチ以下となっています。ソフトボールのバットは金属製で、長さ86.4センチ以内、重さ1077グラム以内という規定があります。またバットの太い部分の直径は5.7センチ以内で、野球用より細いのが特徴です。

バットもソフトボールと野球で違いがあるものです。

グローブの違い

ソフトボール用のグローブは、ポケットが深く大きくなっています。野球用のグローブが使えないわけではないですが、捕球した時の安定感が違うようです。

ソフトボールと野球の競技場の違い

最後に競技場のソフトボールと野球の違いを見ていきましょう。

各距離が違う

野球の競技場に比べて、ソフトボールの競技場は各距離が短く、小さなものになっています。投手と捕手の距離、塁間の距離、外野フェンスまでの距離全て野球の方が長くソフトボールが短いです。

ソフトボールの一流投手は120キロほどの速球を投げますが、ボールの体感速度は160~170キロにも匹敵すると言われます。距離が野球より短いためこのように感じるのでしょう。

ダブルベース

ソフトボールと野球の違いについて、ダブルベースも挙げられます。ソフトボールでは一塁に色の違う二つのベースが設置されています。打者走者はオレンジのベースを踏み、守備側は白いベースを使うことで野手と打者走者の接触を防ぐ目的があります。

まとめ

今回は、ソフトボールと野球の違いについて解説してきました。似ていますが細かいところで違いがありますね。是非とも違いをチェックして、観戦やプレーを楽しんでくださいね。