野球の試合時間は長い?平均時間と新ルールについて徹底解説!

初心者の人からすると、野球のルールが複雑過ぎて分からない、試合時間が長すぎると感じる人も多いのではないでしょうか。

たしかに、野球はサッカーやバスケットボールとは違い、試合時間が定められていないため、どのくらいで終わるのかが分からず、遠方から観戦しに来ている人は大変だと思います。

では、野球の1試合当たりの時間はどのくらいなのでしょうか。

そこで今回は、野球の試合時間は長いのか、平均時間と新ルールについて徹底解説していきたいと思います。

野球の試合時間は長い?

サッカーやバスケットボール、アメリカンフットボールなどのスポーツは試合時間が決められており、延長戦に突入してもそれほど長さは変わりません。

しかし、野球は試合時間が定められていないのでどのくらいで終わるのかが分からず、それ故、余計に長く感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

また、野球は1イニングで大量に得点が入ってしまうと、試合が長引いてしまうこともありますし、途中で雨が降ってきた場合には中断することもあります。

試合時間が決められていないことで、試合が長いと感じることが多いのかもしれませんね。

野球の平均時間はどれくらい?

野球はカテゴリーによって、7イニングから9イニングと決まっているのでプロになるほど試合時間は延びていく傾向にあります。また、イニングの長さだけではなく、各選手の質の高さやピッチャー(投手)の投球動作、バッテリー間のサイン交換によって時間は長くなると言われていますね。

では、各カテゴリーの野球の平均時間はどのくらいなのでしょうか。

NPB

サブスクリプションや地上波で中継されることが多い日本のプロ野球・NPBですが、1試合の平均時間は延長戦に突入した試合も含めて約3時間10分前後だと言われています。

約3時間10分前後ということは、野球の試合を行なっている間にサッカーは2試合行なうことができるという計算になりますね。

ちなみに、プロ野球の最長記録は1992年9月11日に行なわれた阪神タイガースVS東京ヤクルトスワローズの試合で6時間26分です。

高校野球

高校野球は甲子園に限定した記録になりますが、平均2時間から2時間30分前後だと言われています。

同じ9イニング制にも関わらず、高校野球の方がプロ野球よりも1時間も短いのは、ピッチャー(投手)が投げるテンポが速いことや、攻守が入れ替わるときや代打・代走時に走る選手が多いことが理由と挙げられますね。

野球の試合時間短縮のための新ルールとは?

野球の本場であるMLB(メジャーリーグ)では試合時間を短縮するためにいくつかのルールを追加し、日本のプロ野球・NPBも同様に導入しています。

それでは、野球の試合時間を短縮するための新ルールとは、どのようなものなのか詳しくみていきましょう!

ピッチクロック

野球の試合時間を短縮するために「ピッチクロック」というルールが導入されました。

「ピッチクロック」とは、ピッチャー(投手)はランナー(走者)がいない場合は12秒以内、いる場合には20秒以内に投球動作を始めなければならないというルールです。「ピッチクロック」に違反すると、ボールカウントが1つ増えるというペナルティがあります。

「ピッチクロック」を最初に導入したMLBでは、試合時間を大幅に短縮することに成功していますが、勝敗に影響を与えることも少なくありません。

牽制の回数制限

「ピッチクロック」以外にも、野球の試合時間を短縮するために「牽制の回数制限」が導入されています。

これまでは、牽制などの回数は決められていませんでしたが、新ルールでは1打席毎に3回までと定められました。3回目の牽制が失敗した場合、ボークの判定が下され、ランナーは進塁することができます。

また、ピッチャーが牽制のふりとしてプレートを外す動きも1回とカウントされてしまうようです。

まとめ

今回は野球の試合時間は長いのか、平均時間と新ルールについて徹底解説してきました。

野球の試合時間は長く、平均3時間10分前後となっており、高校野球でも平均2時間から2時間30分と言われています。

このように、野球の試合時間はかなり長いため短縮するために、「ピッチクロック」と「牽制の回数制限」という新ルールが導入されました

この新ルールのおかげで、試合時間が大幅に短縮したという結果もあるので、以前よりも観戦しやすくなったのではないでしょうか。