昨今はどの競技においても技術力・身体能力が向上しており、パワーやスピードなどが上がってきています。そして、野球においては投手が投げる球のスピードが上がってきており、NPBでも150㎞/h以上を記録することが多いです。
では、2026年1月現在の世界最速ピッチャーは誰なのでしょうか。
そこで今回は、世界最速ピッチャーは誰なのか、172キロって本当なのか、歴代選手も紹介します。
世界最速ピッチャーは誰?172キロって本当?
世界最高峰のリーグといえば、MLBが挙げられることが多く、大谷翔平選手や山本由伸選手のように限られた日本人選手しか在籍することができません。ちなみに、野球の世界ランキング1位はアメリカ合衆国ではなく、日本が2020年から首位の座をキープしています。
ただ、MLBなどには172㎞/hを超えるボールを投げるピッチャーがいるとされていますが、本当なのでしょうか。
それでは、世界最速ピッチャーは誰なのか、172㎞/hって本当なのか探っていきましょう。
アロルディス・チャップマン
2026年1月現在、世界最速ピッチャーと呼ばれているのはキューバ出身でボストン・レッドソックスに所属しているアロルディス・チャップマン選手です。アロルディス・チャップマン選手はニューヨーク・ヤンキースやシカゴ・カブスで活躍してきたクローザーで、ザ・ミサイルという愛称で親しまれています。
そんなアロルディス・チャップマン選手は、MLBで最も優秀な救援投手に贈られるマリアノ・リベラ賞を2019年と2025年に受賞しており、世界を代表する剛腕投手です。
最速は105.8mph
世界最高クラスのクローザーであると言われているアロルディス・チャップマン選手は、これまでに8度もMLBオールスターゲームに出場してきました。また、アロルディス・チャップマン選手はシーズン奪三振率が17.7を記録するなどの活躍を見せており、これまでに記録した最速は105.8mph(約170.3㎞/h)だとされています。ちなみに、アロルディス・チャップマン選手の最高球速である105.8mphはギネス最高記録に認定されており、まさに世界最速ピッチャーであると言えますね。
172キロは公式記録ではない
2025年8月14日に開催されたリトルリーグ・ワールドシリーズで、台湾のリン・チンツェ選手が82mph(約132㎞/h)という球速をたたき出しました。そして、リトルリーグとMLBではマウンドからホームまでの距離が違うため、その距離感をプロと同じにした場合の球速が107mph(約170.2㎞/h)になると大きな話題になっていたようです。
ただ、実際に107mphという剛速球が投げられたわけではないので、参考記録という扱いになり、公式記録の最速はアロルディス・チャップマン選手となっています。
世界最速ピッチャー歴代選手を紹介!
現時点の世界最速ピッチャーは、アロルディス・チャップマン選手で間違いありません。アロルディス・チャップマン選手は37歳となった今も第一線で活躍しており、高いアベレージで速球を投げ続けています。
では、アロルディス・チャップマン選手以外では、どんな選手が世界最速ピッチャーだと言われているのでしょうか。
それでは、世界最速ピッチャーの歴代選手を詳しくみていきましょう。
ベン・ジョイス
アロルディス・チャップマン選手に次ぐ世界最速ピッチャーだとされているのは、ロサンゼルス・エンゼルスでプレーしているベン・ジョイス選手です。ベン・ジョイス選手はMr.105や火炎放射器というニックネームが付けられており、105.5mph(約169.8㎞/h)というフォーシームを投げたことがありました。
また、25歳とまだ若いので今後も最高急速を記録していく可能性がありますが、肝心の成績は2025年を全休するなど怪我などが多く、思うように出場機会を掴むことができていません。
ジョーダン・ヒックス
世界最速とされるボールを投げてきた投手の多くは、フォーシームで記録を樹立してきました。しかし、ボストン・レッドソックスで活躍しているジョーダン・ヒックス選手は、利き腕方向に斜めに変化するシンカーで最速記録を樹立しています。
2018年5月20日、ジョーダン・ヒックス選手は105.1mph(約169.1㎞/h)のシンカーを投げており、剛腕投手の仲間入りを果たしました。また、ジョーダン・ヒックス選手は超高速シンカーを軸にしていますが、近年は成績が下降傾向にあります。
ノーラン・ライアン
ノーラン・ライアンさんはMLBのレジェンド選手で、シーズン最多奪三振や通算最多奪三振記録保持者です。ちなみに、2026年1月現在はヒューストン・アストロズのエグゼクティブ・アドバイザーを務めています。
そんなノーラン・ライアンさんは、公式記録で100.9mph(約162.4㎞/h)のフォーシームを記録していました。ただ、事実か定かではありませんが、108mph(約174㎞/h)を記録したという報告もあると言われているようです。
大谷翔平
二刀流として活躍している大谷翔平選手は、最近だと大きく横に変化するスイーパーが注目されていますが、元々は160㎞/hを超える剛速球を投げる投手として活躍してきました。
大谷翔平選手はピッチャーとして投げるときは出力を抑えていることもありますが、北海道日本ハムファイターズ時代には、102.9マイル(約165㎞/h)を記録したことがあります。
ちなみに、大谷翔平選手の20205年の平均球速は、98.4mph(約158.4㎞/h)と、高い数字を記録しました。
佐々木朗希
日本が誇るスピードボーラーは大谷翔平選手だけではなく、令和の怪物と呼ばれている佐々木朗希選手も剛腕として知られています。
2023年4月28日、千葉ロッテマリーンズに所属していた佐々木朗希選手は、オリックス・バファローズとの試合で日本人最速タイとなる165㎞/hを記録しました。また、佐々木朗希選手はMLBでも100mphを超える速球を投げており、将来的には106mphにいくことが期待されています。
ただ、MLBで結果を残すためには、速球に加えて制球力とフォークが重要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
今回は世界最速ピッチャーは誰なのか、172キロって本当なのか、歴代選手も紹介しました。
近年は平均球速も上がってきていますが、ツーシームやカットボールのようなスピードがあって、少し変化するボールが主流でもあります。ただ、アロルディス・チャップマン選手などのように純粋なフォーシームを武器にしている選手も多いので、最速球速を気にして観戦しても面白いのではないでしょうか。









