2001年7月17日、サッカー女子日本代表は2011 FIFA女子ワールドカップでアメリカと対戦し、PK戦の末に優勝を果たしました。その後、日本国内では女子サッカーの人気が高まっていきましたが、現在の世界ランキングはどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、女子サッカー世界ランキングで日本は何位なのか、ランキング方法などを紹介します!
女子サッカー世界ランキングトップ5を紹介!
世界ランキングはFIFAランキングとも呼ばれていて、国際サッカー連盟であるFIFAによって発表されています。FIFAランキングは直近の試合結果や大会での実績が反映されるので、代表の強さを測ることができるランキングです。
サッカー女子日本代表は2011年から2014年まで3位をキープしていましたが、現在の女子サッカー世界ランキングはどうなっているのでしょうか。
それでは、2025年6月12日に発表された女子サッカー世界ランキングのトップ5を詳しくみていきましょう。
アメリカ合衆国
2025年6月12日に発表された女子サッカー世界ランキングでは、アメリカ合衆国が1位となっています。男子サッカーではヨーロッパや南米が1位になることが多いですが、女子サッカーの場合はアメリカ合衆国がトップにいることが多いです。絶対王女でもあるアメリカ合衆国は、ランキングが導入されるようになった2003年からトップ2から漏れたことがありません。
それ程までの強さを誇ることができているのは、競技人口が約40万人という人材の豊富さや予算の大きさ、整った環境が関係しているとされています。
スペイン
女子サッカー世界ランキング2位に位置しているのは、スペインです。スペインは女子サッカーだけではなく、男子サッカーでも強く、ヨーロッパを代表するレアル・マドリードやバルセロナといったクラブチームがあります。
女子サッカースペイン代表は体が日本代表よりも大きいだけではなく、男子代表顔負けのテクニックがあり、華麗なパス回しでゴールに迫ることが多いです。
特に、代表の中心選手でもあるアイタナ・ボンマティ選手は、2023年、2024年と2年連続でバロンドールを獲得しました。
ドイツ
女子サッカー世界ランキング3位となっている、ドイツは世界屈指の強豪国として知られており、ワールドカップでは2003年と2007年に優勝をしています。また、ドイツはヨーロッパの舞台で無類の強さを発揮しており、UEFA欧州女子選手権には11回も出場し、8度も優勝しました。
また、女子ドイツ代表は最低順位が2023年12月に記録した6位と、常にトップ10にいるナショナルチームです。
ブラジル
女子サッカー世界ランキング4位に位置しているのは、サッカー王国として知られているブラジルです。女子ブラジル代表は前回のランキングでは8位でしたが、ジャンプアップして4位となっている強豪国ですが、他の国に比べたら歴史はそこまで深くありません。
また、女子ブラジル代表は南米の大陸選手権であるコパ・アメリカ・フェメニーナで2006年を除いて8回も優勝していますが、ワールドカップやオリンピックの舞台ではメダルを獲得するには至っていないようです。
イングランド
サッカーの母国であるイングランドですが、女子イングランド代表は世界ランキング4位となっています。国内リーグであるウィメンズ・スーパーリーグは女子サッカーの最上位リーグとして知られており、長谷川唯選手や清水梨紗選手、藤野あおば選手といった女子日本代表の主力選手が多く在籍しています。
国内リーグが成長している影響もあってか、女子イングランド代表はワールドカップでも結果を挙げてきており、2023年大会では準優勝しました。順当にいけば、次のワールドカップで優勝することもあるのではないでしょうか。
女子サッカー世界ランキングで日本は何位?
サッカー女子日本代表はワールドカップ優勝を果たして2011年から2014年まで黄金期を迎えていましたが、現在は7位となっています。黄金期よりも女子サッカー世界ランキングは落ちてしまっていますが、11位にまで落ちてしまっていた時期よりかは復調してきているのではないでしょうか。
特に、近年は海外でプレーする選手も増えていて、最高峰のウィメンズ・スーパーリーグに在籍する選手も多いです。
再び、女子サッカー日本代表が世界ランキングトップ3になる日も来るのではないでしょうか。
女子サッカー世界ランキングのランキング方法?
ナショナルチームの強さを示すランキングになっている女子サッカー世界ランキングですが、どのようにして計測されているのでしょうか。
また、どの試合が対象になるのかなど、詳しいルールを知らない人も多いですよね。
それでは、女子サッカー世界ランキングのランキング方法を詳しくみていきましょう。
イロレイティング
世界ランキングの算出方法に関して、2018年8月16日にイロレイティングという方法が使用されることが発表されました。これまでの方式では、親善試合を回避することでランキングを高くキープすることができたため改正されたようです。
イロレイティングはチェスなどに採用されている算出方法で、これまでに獲得してきたポイントに加算または減算をしていきます。
試合の重要度係数 (A) × (試合の結果係数(B) – 試合の期待結果係数(C))という計算式によって算出されます。
アンダーカテゴリーは適用外
ナショナルチームにはU-23やU-17など年齢で分けた年代別代表があります。年代別代表にもワールドカップなどがありますが、それらの試合結果などは世界ランキングには影響しません。
そのため、女子サッカー世界ランキングの対象となるのは、年齢制限のないA代表のFIFAが公認した試合のみです。
発表は年4回
世界一のサッカー選手を発表するのは年に1回ですが、世界ランキングの発表は1年間の間に4回あります。世界ランキングの発表がされるのは3月、6月、9月、12月となっており、試合で勝利していくことでランキングを上げることが可能です。
まとめ
今回は女子サッカー世界ランキングで日本は何位なのか、ランキング方法について紹介しました。
ランキングの算出方法などはやや難しいですが、ワールドカップなどの大会や試合で勝っていくことでポイントが加算されるようになっています。
また、女子サッカー日本代表は女子サッカー世界ランキングで7位となっていますが、今後、上がっていく可能性があるので注目していきましょう。