楽しく試合を観戦するためには、バレーボールのルールや各ポジションの役割や有名選手を把握しておくことが大切になってきます。
では、バレーボールのオポジットはスーパーエースとも呼ばれていますが、どのようなポジションで、どんな役割があるのでしょうか。
そこで今回は、バレーボールのオポジットとはどんなポジションなのか、どのような役割を果たしているのか、活躍している有名選手などを詳しく紹介していきたいと思います。
バレーボールのオポジットとは?
バレーボールのオポジットとはリベロと対照的なポジションで、レシーブやブロックには参加せず、司令塔であるセッターの対角線上に位置する攻撃に重きを置いたポジションです。
バレーボールのオポジットは前衛、後衛に関係なく、攻撃参加することが多いのでパワーとジャンプ力、コースを狙う技術力、体力などが必要となってきます。
近年はオポジットに攻守に活躍できるバランス型の選手を配置するチームも多くなっており、そのような選手のことをユニバーサルと呼ぶようです。
バレーボール・オポジットの役割は?
リベロのポジションが採用されるまでは、オポジットも様々な役割が求められていましたが、現在は攻撃の中核を担うことが多くなっています。
バレーボールのオポジットは攻撃の核となる重要なポジションですが、どのような役割があるのでしょうか。
バレーボールのオポジットとはどのような役割があるのか、詳しく見ていきましょう。
エースとしての働き
バレーボールのオポジットは、スーパーエースと呼ばれた時期があったように得点源となる役割が求められています。
バレーボールのオポジットは前衛に限らず、ローテーションで後衛になった際にもバックアタックでの攻撃参加することが求められており、パワーやテクニックなどが優れた選手が配置されるので、多くの得点を奪わなければなりません。
また、スパイクだけではなく、強烈なサーブからも得点を奪うことが求められています。
チームの屋台骨
バレーボールのオポジットはエースとしてだけではなく、チームを支える屋台骨としての役割も求められています。
オポジットはビハインド時や得点が欲しいというチームが窮地の時にトスが回ってくることが少なくありません。そのため、バレーボールのオポジットには勝負所で得点を奪うことができる勝負強さも必要となります。
そのため、オポジットはチームの屋台骨としての役割が求められているのです。
バレーボール・オポジットで活躍する有名日本人選手を紹介!
バレーボールにおいて、日本人選手は海外の選手と比べると身長やパワー、ジャンプ力で勝つことができませんでした。しかし、近年のオポジットの選手は世界のトップクラスにも負けないフィジカルの強さを持っている選手が増えてきています。
バレーボール・オポジットで活躍する有名な日本人選手を紹介しますので、一緒に確認していきましょう。
西田 有志(大阪ブルテオン)
バレーボール・オポジットで活躍する有名日本人選手1人目は大阪ブルテオン(旧:パナソニック パンサーズ)に所属している日本代表の西田有志選手です。
西田有志選手は身長が186cmとバレーボール選手としてはそこまで高くはありませんが、最高到達点が350cmという驚異的なジャンプ力と振りが速い強烈なスパイクとサーブを武器にしています。
2020シーズンのVリーグで、西田有志選手は日本人初の得点を獲得し、2024年に行なわれたネーションズリーグで日本代表の銅メダル獲得に大きく貢献しました。
宮浦 健人(ジェイテクトSTINGS愛知)
バレーボール・オポジットで活躍する有名日本人選手2人目はジェイテクトSTINGS愛知に所属し、日本代表でもある宮浦健人選手です。
宮浦健人選手と西田有志選手は同世代ということもあり、昔からライバルとして切磋琢磨してきました。宮浦健人さんは左利きの強烈なスパイクやサーブを得意にしており、難しいコースにも打ち分ける技術力を兼ね備えています。
宮浦健人選手は早稲田大学時代にインカレ4連覇を達成し、2024年に行なわれたネーションズリーグに日本代表として選出されました。
まとめ
今回はバレーボールのオポジットにはどのようなポジションなのか、どんな役割を果たしているのか、活躍している有名選手などを詳しく紹介してきました。
バレーボールのオポジットはスーパーエースとも呼ばれていたポジションで、司令塔であるセッターの対角線上に位置し、攻撃に専念するポジションです。
そのため、バレーボールのオポジットには、得点源となる役割と逆境をはねのけるチームの屋台骨としての役割が求められています。
西田有志選手と宮浦健人選手は全く異なるタイプなので2人のプレーを比較しても面白いかもしれません。