テニスは、シンプルなルールと奥深い戦略が魅力のスポーツです。今回は、初心者の方に向けてテニスの基本ルールやマナー、そしてサーブの基本知識について詳しく紹介します。これを読んで、ぜひテニスを楽しんでください。
テニスの基本ルール
テニスの試合は、シングルス(1対1)とダブルス(2対2)で行われます。まずは、基本的なルールを理解しましょう。
得点の進み方
テニスの得点は「ポイント」、「ゲーム」、「セット」、「マッチ」の順に積み重ねていきます。ポイントは「15」、「30」、「40」、「ゲーム」と進みます。デュース(40-40)になると、次のポイントで「アドバンテージ」が取れ、その後にもう一度ポイントを取るとゲームが取れます。
サービス(サーブ)
サービスは試合の開始やポイントの開始時に行います。サーバーはコートの右側から対角線上のサービスボックスに向かってボールを打ちます。サーブが有効でない場合(ネットに触れる、ライン外に出る)は「フォルト」となり、2回フォルトすると相手にポイントが与えられます。
コートのエリア
シングルスとダブルスで使用するコートのエリアが異なります。シングルスでは内側の細いエリア(シングルスライン)を使用し、ダブルスではコート全体を使用します。
知っておきたいテニスのマナー
テニスはルールだけでなく、スポーツマンシップを重視するスポーツです。以下のマナーを守って、気持ちよくプレーしましょう。
試合前後の挨拶
試合前後には相手に敬意を示すために挨拶を行いましょう。試合後は握手や「ありがとうございました」と声をかけるのが一般的です。
静かなプレー
相手がサーブやショットを打つときは、静かにして集中を妨げないようにしましょう。また、お互い気持ちよくプレーできることが大切です。ラケットを投げるなどの行為は、辞めましょう。
ボールの管理
ボールがコート外に出た場合や相手のコートに入った場合は、迅速に拾って相手に返しましょう。これにより、スムーズな試合進行が可能になります。ボールが他のコートに行ってしまった場合は、選手の状況やプレーに問題ないかを確認し危険な場合は声を出して伝えましょう。プレーに問題のない場所であった場合は、そのプレーが中断してから、拾いに行きましょう。臨機応変な対応が必要です。
テニス サーブの基本知識
サーブは試合の始まりを告げる重要なショットです。初心者が最初に覚えるべきサーブの基本について紹介します。
サーブの順番
サーブは誰が打つの?シングルスとダブルスの場合について説明します。
シングルスの試合
シングルスの試合では、サーブの順番は試合開始前のコイントスやラケットトスで決まります。勝者は、サーブをするかリターンをするか、もしくはコートのサイドを選ぶ権利を持ちます。1ゲーム中、相手と交互にサーブするのではなく1ゲームが終了するごとにサーバーとレシーバーが入れ替わります。
ダブルスの試合
ダブルスの試合でも、最初のサーバーはコイントスやラケットトスで決まります。ダブルスの場合、各チームのプレイヤーはゲームごとに交互にサーブを担当します。例えば、チームAの1番目のプレイヤーが最初のサーブを担当し、その次のゲームはチームBの1番目のプレイヤー、その後はチームAの2番目のプレイヤー、という順番でサーブが交代します。
テニス サーブの位置
サーバーは、コートのベースラインの後ろに立ち、左右どちらかのサイドからサーブを打ちます。奇数ポイントの場合コートの右側(デュースサイド)からサーブを開始します。最初の1ポイント目は奇数なので、右側からサーブを打ちます。次に偶数ポイントの場合2ポイント目はコートの左側(アドバンテージサイド)からサーブを開始します。先にどちらか4ポイント取ったほうがゲーム終了です。サーブを打つ際には、ベースラインを踏まないように注意し、サーブを打つ前にトスをしっかりと行います。
サーブのルールとマナー
サーブにはいくつかの専門用語があります。
フットフォルト
サーブを打つ際に、サーバーの足がベースラインを踏む、もしくはラインを越えると「フットフォルト」となり、違反とみなされます。フットフォルトを避けるためには、足の位置に注意し、ラインを踏まないようにする必要があります。
ダブルフォルト
サーバーは、各ポイントで2回のサーブチャンスがあります。1回目のサーブがフォルト(ミス)となった場合、もう1回サーブを打つことができます。しかし、2回目のサーブもフォルトとなった場合は「ダブルフォルト」となり、相手にポイントが与えられます。
レット
サーブがネットに触れて相手コートに入った場合、そのサーブは「レット」として再試行されます。レットは得点にはカウントされず、サーバーは同じサーブをもう一度行います。
まとめ
テニスのルールや基本的なマナーについて理解できたでしょうか?基本的なテニスのルールを覚えマナーを守り、楽しくテニスを行いましょう。マナーを守りながらプレーすることで、より楽しい試合ができるようになります。素敵なテニスライフをお楽しみください。