ラグビーには「トライ」、「コンバージョンゴール」、「ペナルティーゴール」、「ドロップゴール」の得点方法があり、それぞれ点数が変わってくるのが特徴です。ラグビーの「トライ」は時代によって点数が変更されてきた背景がありますが、以前は何点だったのでしょうか。
そこで今回は、トライの点数が変更になったのか、ラグビーの点数の入り方を徹底解説していきたいと思います。
ラグビー・トライの点数が変更になった?理由も紹介!
ラグビーにおいて「トライ」は一気に5点を奪うことができる得点方法ですが、昔は点数が違っていました。
ラグビーのルールはこれまでに改正され続け、最初の頃は「トライ」の点数は3点だと定められていて、1948年頃に制定されたと言われています。1948年にルールが制定されてから23年後の1971年に「トライ」の点数は4点に変更されました。そして、現行と同じ「トライ」が5点になったのは1993年です。
では、なぜラグビーの「トライ」は点数が変わっていたのでしょうか。その理由を詳しくみていきましょう!
トライの価値が高まったため
ラグビーができた頃は、「トライ」の点数はなく、「ゴールキック」を得るためのプレーだと位置づけられていました。しかし、次第に個々の選手の技術力が上がり、チームの戦術も高度になってきたことで、「トライ」をすることは容易ではなくなっています。
そのため、ラグビーの「トライ」は昔と比べて、価値が高まってきたので点数が増えてきました。
ラグビーはサッカーやバスケットボールに比べてフィジカルコンタクトも激しいですし、ボールを前に運ぶことも難しいので、「トライ」の価値が高まっていったのも必然ではないでしょうか。
ラグビー点数の入り方を徹底解説!
ラグビーでは、前述したように「トライ」、「コンバージョンゴール」、「ペナルティーゴール」、「ドロップゴール」の4つの得点方法があります。
では、それぞれの得点方法はどのようなシチュエーションで得点が入るのか、得点数は何点なのでしょうか。
「トライ」、「コンバージョンゴール」、「ペナルティーゴール」、「ドロップゴール」がどのようなシチュエーションで得点が入るのか、得点数は何点なのか詳しくみていきましょう!
トライ
現行のラグビーのルールでは、「トライ」をすることが5点入ることになります。
相手陣地にあるゴールラインまでボールを運び、ラインをタッチすることで「トライ」は成立です。
コンバージョンゴール
「コンバージョンゴール」は「トライ」が成立した場合に与えられるキックです。「コンバージョンゴール」は2点が入るので、成功した場合には「トライ」の5点と合わせて7点入ることになります。
「コンバージョンゴール」を蹴る位置は、「トライ」を行なった場所からフィールドの左右のタッチラインに平行線上の任意のところから行なうことが可能です。
ペナルティーゴール
「ペナルティーゴール」は相手の反則によって得ることができるプレーで、3点入ります。
「ペナルティーゴール」は反則が起きた場所から蹴る必要があり、左右のゴールポストの間でクロスバーを通過しなければなりません。
ドロップゴール
「ドロップゴール」はプレー中にボールを地面にワンバウンドさせて蹴るプレーのことです。「ドロップゴール」は3点入りますが、「ペナルティーゴール」と同じように、左右のゴールポストの間でクロスバーを通過させなければなりません。
また、ラグビーのボールは不規則にバウンドするので、「ドロップゴール」は非常に難易度の高いプレーだと言われています。
まとめ
今回はラグビーの「トライ」の点数が変更になったのか、それぞれの点数の入り方を徹底解説してきました。
ラグビーの「トライ」は「ゴールキック」の権利を獲得するためのプレーだとされてきましたが、選手の技術やチーム戦術が向上してきたことで価値が高まり、現在のように5点入るようにルールが改正されてきています。
ラグビーには、「トライ」以外にも「コンバージョンゴール」、「ペナルティーゴール」、「ドロップゴール」といった得点方法があるのも特徴です。
ラグビーの得点方法を覚えた上で、試合を観戦するようにしましょう!