馬券を買って競馬を楽しむにあたって大事になってくるのはオッズ。皆さんはオッズがどのように決まるかってご存知ですか?
今回はオッズの計算方法について紹介します。
競馬のオッズとは
まずはオッズとは一体何なのか、改めて紹介します。オッズは馬券が的中したときの倍率のことを指します。オッズが高い馬に賭けて、その馬が勝った場合は得られる配当も大きくなります。オッズが低い馬に賭けた場合は、その馬が勝った場合に得られる配当も小さくなりますが、基本的にオッズが低い馬の方が勝つ確率は高いので、オッズが高い馬はハイリスク・ハイリターン、オッズが低い馬はローリスク・ローリターンになるというわけです。
【競馬】オッズの計算の方法は?
では、その肝心のオッズはどのように決まるのでしょうか。ここからは競馬におけるオッズの計算方法について紹介します。
オッズは馬券の総売上に対する払戻金の割合を的中馬券売上の割合で割ったものとなっており、その計算式は「オッズ=払戻率(総販売金額ー控除率)÷支持率(馬券の販売金額)」となっています。
払戻率
払戻率はJRAの馬券売上の中で、馬券購入者に戻って来る金額の割合のことを指します。馬券の総売上から控除率を引いたものが払戻率になるのですが、この控除率は要するに馬券売上におけるJRAの取り分のことを指しますよ。
払戻率は馬券の種類ごとに異なっており、単勝や副勝なら80%、3連単なら72.50%と、比較的当てやすい馬券ほど払戻率は高くなっていますよ。となると、当たりやすい馬券の種類の方が購入者に帰って来る率が高くてお得な気もしますが、当たりにくい馬券の種類はオッズも高くなる傾向にあり、例え払戻率が少し低くても結局当てたときのリターンは大きくなります。
支持率
支持率とは全馬券購入数における、特定の馬券の購入数の割合のことを指します。全部で2000枚の馬券が売れた時、自分の勝った馬券が500枚売れていたなら、その馬券の支持率は「500÷2000×100」で25%になります。
人気の馬券は支持率が高くなり、支持率が高くなるとオッズは低くなります。そのため、オッズが低い馬券は多くの人が買っている、つまり当たると予想している馬券ということになり、当たりやすい馬券とも言えるでしょう。
オッズ計算の具体例
では、オッズ計算の具体例を見てみましょう。
とあるレースでの馬券の総売上が2000万円だった時、控除率が20%なら総払戻金額は2000万円×(1ー0.2)で1600万円となります。払戻率は0.8ですね。この時、
- 馬券A 売上・1000万円(支持率0.5)
- 馬券B 売上・500万円(支持率0.25)
- 馬券C 売上・300万円(支持率0.15)
- 馬券D 売上・200万円(支持率0.1)
そうすると、馬券Aのオッズは0.8(払戻率)÷0.5(支持率)で1.6倍となります。
ちなみに、オッズは「総払戻金額÷その馬券の販売金額」でも求めることができます。1600万円÷1000万円でやはり1.6倍になります。
【競馬】オッズの計算アプリ
とはいえやっぱり自分でオッズを計算するのはややこしかったり面倒だったりしますよね。そんな人にオススメなのがオッズの計算アプリです!スマートフォンのアプリの中にはオッズを簡単に計算できる便利アプリがありますよ!いやぁ、良い時代になりましたよねぇ。
競馬ライフをサポートしてくれるアプリには様々な種類があります。無料でダウンロードできるものも多いので、自分にあったものを選んで充実した競馬ライフを送ってくださいね。
最後に
今回は競馬におけるオッズの計算方法などについて紹介しました。オッズの高いところに賭けるのか、それとも低いところに賭けるのか。競馬の賭け方一つとっても、その人の性格が出ますよね。