ハンドボールのシュートの種類は?各シュートの特徴や上達のコツを紹介

ハンドボールのエースポジションは多くの得点を奪うことが求められていますが、シュートにはどういった種類があるのでしょうか。また、ハンドボール初心者などの人はシュートの特徴や上達のコツなども知っておく必要がありますよね。

そこで今回は、ハンドボールのシュートの種類や各シュートの特徴や上達のコツを紹介していきたいと思います。

ハンドボールのシュートの種類や特徴は?

ダイナミックで華麗な空中でのプレーが多いハンドボールですが、選手から放たれるシュートにはいくつかの種類があります。各シュートにはそれぞれ特徴があり、状況に応じて使い分けられることが一般的です。

それでは、ハンドボールのシュートの種類や特徴について詳しくみていきましょう。

ステップシュート

ステップシュートはハンドボールの中で基本となるシュートです。ジャンプせずにステップを行うので高さはありませんが、安定感があり、素早く強烈なシュートを放つことが出来ます。

アンダーハンドシュート

アンダーハンドシュートは上からではなく下から放つシュートであるため、キーパーやディフェンダーのスキを突くことが出来ます。

ジャンプシュート

ジャンプシュートはハンドボールを象徴するプレーの1つで、ジャンプしながらシュートするため、ステップシュートよりも強烈なボールを放つことが出来ます。しかし、空中で姿勢を維持するボディバランスやパワーが必要となるシュートです。

クイックシュート

クイックシュートは基礎となるステップシュートとは異なるタイミングで放つシュートで、相手選手のタイミングをずらすことが出来ます。ただ、ステップを踏む回数が少ないので、ゴールに近く、すぐにシュートできる体勢にしておくことが重要です。

スカイシュート

スカイシュートは空中でボールをキャッチし、そのままシュートを放つプレーです。スカイシュートは味方選手とタイミング良く連携したり、空中で素早くシュートモーションに入ったりする必要があるため、難易度がかなり高いとされています。

サイドシュート

サイドシュートはサイドに位置する選手が放つシュートで、角度がない所から狙うというデメリットがありますが、中央の守備が固い時に有効だとされています。

ブラインドシュート

ブラインドシュートは相手ディフェンダーを利用して、キーパーから見えないようにして放つシュートのことです。相手ディフェンダーを障害物として利用できるというメリットがある一方で、シュートコースが限定されてしまうというのがデメリットとなっています。

プロンジョンシュート

プロンジョンシュートはムササビシュートという名前でも知られており、空中で体を大きく傾けて放つアクロバティックなシュートです。空中で姿勢を維持する難しさや滞空時間の長いジャンプをできるようにする必要があります。

バックシュート

バックシュートは背面からボールを放つシュートで、タイミングなどをずらすことが出来ます。しかし、背面から投げるため威力が出にくく、コントロールするのが難しいシュートです。

ミドルシュート/ロングシュート

ハンドボールはゴールから最も近い6mの場所からシュートを放つことが多いですが、9mからをミドルシュート、12mはロングシュートと呼びます。

位置が遠いので威力を出すためには筋力が必要となりますが、相手ディフェンダーをつり出すといったことが特徴です。

ループシュート

サッカーと同じようにキーパーが前に飛び出してきたときに、頭上を越すように放たれたシュートをループシュートと呼びます。キーパーが前に来ていることを把握することやジャンプシュートと同じフォームで投げることが重要です。

ハンドボールのシュートを上達させるコツは?

ハンドボールはシュートによって意識することなどは変わってきますが、基本的には腕だけではなく、全身を使って投げるようにし、シュートフォームが崩れないようにすることが重要です。また、ステップシュートなどのようにジャンプしないときは、しっかりと体重を乗せ、手首のスナップを使うようにしましょう。

そうすることで、威力のあるシュートを放つことが出来るだけではなく、回転をかけることもできます。

まとめ

今回はハンドボールのシュートの種類や各シュートの特徴や上達のコツを紹介してきました。

ハンドボールのシュートにいくつも種類があり、状況に応じて使い分けることができますが、基礎であるステップシュートから習得するようにしましょう。

また、体全体を使って投げることで強烈なシュートを放てるので、練習から意識して投げることも重要です。