アメフトはアメリカ3大スポーツの1つとして人気のあるスポーツですが、日本ではあまり馴染みのない競技です。
そのため、ファンの方でなければ、アメフトのポジションについて知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、観戦前に要チェックと題して、アメフトのポジションの種類や役割を詳しく紹介していきたいと思います。
観戦前に要チェック!アメフトのポジションについて紹介!
アメフトは攻守がはっきりしているスポーツであるので、攻撃と守備で選手を入れ替えることが多いです。
そのため、アメフトのポジションは大きく分けて、オフェンスとディフェンス、スペシャルチームとなります。アメフトはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームで細かく役割が分かれているので詳しくみていきましょう!
アメフトのポジション~オフェンス~
アメフトのオフェンスポジションは、バックスとラインの2種類に分けることができます。バックスは直接的にボールに絡み、ラインはそれをサポートするようなポジションです。
それでは、アメフトのオフェンスポジションを詳しくみていきましょう!
QB(クォーターバック)
QB(クォーターバック)はチームの司令塔となるポジションで、パスを出したり、ランプレーを行ったりします。
QBはアメフトの中で花形ポジションと言われ、判断力と技術力が必要です。
RB(ランニングバック)
RB(ランニングバック)はボールを持って走ることが求められるので、ランプレーの中心となるポジションです。
そのため、RBにはスピードやタックルをされても倒れないフィジカルの強さが必要になってきます。
WR(ワイドレシーバー)
WR(ワイドレシーバー)はQBからのパスを受けるのが専門のポジションです。
そのため、WRにはボールをキャッチする技術力に加えて、スタミナやスピード、俊敏性などが求められます。
TE(タイドエンド)
TE(タイトエンド)はランプレーだけではなく、パスプレーでも活躍するオールラウンドのポジションです。
TEはランプレーではブロックをすることが求められ、パスプレーではWRのようにパスをキャッチすることが求められます。
OL(オフェンスライン)
OL(オフェンスライン)はオフェンスポジションの中で唯一、ボールを持つことができないポジションです。
そのため、OLはランプレーではRBのランニングコースを確保し、パスプレーではチームの司令塔であるQBを守ります。
アメフトのポジション~ディフェンス~
アメフトのディフェンスポジションは、オフェンスポジションと同じように2種類に分けられています。
アメフトのディフェンスポジションにはラインとバックスがあり、それぞれ異なる役割があるので詳しくみていきましょう!
DE(ディフェンシブエンド)
DE(ディフェンシブエンド)はディフェンスラインのサイドに位置するポジションで、ランプレーの時に広大なスペースを抜かれないようにするのが役割です。
また、DEにはQBにプレッシャーをかけるという役割もあります。
LB(ラインバッカー)
LB(ラインバッカー)はディフェンスの司令塔となるポジションです。
LBはランプレーの時にボールを持っているプレイヤーをタックルし、パスプレーではパスカットをするのも役割となっています。
CB(コーナーバック)
CB(コーナーバック)は相手WRをマークし、パスプレーを防ぐことが求められるポジションです。
アメフトではWRにパスが繋がってしまうと、チャンスに繋がってしまうのでCBの重要度は高く、スピードと判断力が必要になってきます。
S(セーフティ)
SNS(セーフティ)はディフェンスポジションの中で最後尾に位置するポジションで、ロングパスを防ぎ、ランプレーを最後の最後で潰すのが役割です。
そのため、Sにはスタミナやスピードだけではなく、高い判断力と広い視野が必要になってきます。
アメフトのポジション~スペシャルチーム~
アメフトのポジションにはオフェンス、ディフェンス以外にも、特定のプレーの時に出場するスペシャルチームというものがあります。
それでは、アメフトのスペシャルチームについて詳しくみていきましょう!
K(キッカー)
K(キッカー)はフィールドゴールの時やキックオフの時に登場するキックの専門家とも言えるポジションです。
そのため、Kにはキックの正確性だけではなく、状況判断能力などの精神力も必要になってきます。
P(パンター)
P(パンター)は攻守が入れ替わってしまいそうな場面で登場するポジションで、ボールを大きく蹴り出し、陣地を稼ぐ「パント」と呼ばれるプレーを行うことが求められます。
そのため、Pはシチュエーションに応じ、蹴る方向や蹴り方を選択しなければなりません。
KR(キックオフリターナー)
KR(キックオフリターナー)は相手がキックオフしたボールをキャッチし、走って陣地を回復する役割があります。
陣地を回復することで、優位に攻撃に転じることができるのでKRは非常に重要なポジションなのです。
PR(パントリターナー)
PR(パントリターナー)はパントキックされたボールをキャッチし、走って陣地を回復する役割を担っています。
PRは縁の下の力持ちでありますが、パントキックされたボールを持って100ヤード前後も進むこともあり、一気にタッチダウンを奪うことも可能なポジションです。
LS(ロングスナッパー)
LS(ロングスナッパー)はフィールドゴールやパントキックを狙う時に、QBに向かってロングパスを行う専門のポジションです。
LSには正確にスナップする高い技術力が求められます。
まとめ
今回はアメフトのポジションの種類や役割などについて紹介してきました。
アメフトのポジションはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの3つに分けることができ、それぞれ異なる役割を担っています。
アメフトは攻守が入れ替わるタイミングで多くの選手が登場するため、それぞれのポジションを覚えなければなりません。
今回紹介したポジションをアメフトの試合観戦前にチェックしておくことで楽しむことができるので忘れないようにしましょう!