9人制バレーボールのルールは?6人制バレーとの違いを徹底解説

皆さんはバレーボールが9人制と6人制でルールが違うことをご存じでしょうか。9人制バレーボールの競技人口は20万人ともいわれ、日本では広く普及しています。9人制バレーボールにはローテーションルールなどがないため初心者の方でも楽しむことができるのが特徴です。

9人制バレーボールのルールと6人制バレーボールのルールにはどのような違いがあるのでしょうか。

そこで今回は、9人制バレーボールのルールや6人制バレーボールとの違いなどを徹底解説していきたいと思います。

9人制バレーボールのルールやポジションは?

プロリーグや国際大会で採用されているのは6人制バレーボールですが、ママさんバレーや小学生のカテゴリーでは9人制バレーボールが採用されていることが多いです。また、9人制バレーボールは日本だけではなく、韓国、台湾、中国などのアジア諸国でも採用されています。

基本的に9人制バレーボールと6人制バレーは一緒ですが、サーブやブロックをした時などのルールが違うので注意が必要です。

9人制バレーボールのルールを6人制バレーと比較しながら見ていきましょう。

サーブ

6人制バレーのルールでは、サーブは1回失敗したら、相手に得点が入り、サーブ権が移動します。

しかし、9人制バレーボールでは、サーブを1回失敗しても打ち直すことができるので、より強力なサーブを打つことができるのが特徴です。

また、サーブしたボールがネットに当たり得点になる(ネットイン)ことは認められておらず、失敗となるので注意しましょう。

ブロック

6人制バレーでは、相手選手のスパイクなどをブロックしたときにボールに触れてしまっても接触回数にカウントされることはありません。

しかし、9人制バレーボールのルールでは、ブロックしたときに手がボールに触れていた場合、1回とカウントされるので注意しましょう。

また、9人制バレーボールは6人制バレーとは違い、全員がブロックに参加することができます。

ネットプレー

6人制バレーのルールでは、ボールがネットに触れた場合、同じ選手は関与することができません。

一方で、9人制バレーボールのルールでは、ボールがネットに当たっても同じ選手はプレーに関与することができます。また、ボールがネットに触れた場合は誰でももう一度、プレーすることができるので、最大4回までタッチすることができるのも特徴の1つです。

9人制バレーボールのポジションは?

9人制バレーボールではポジション関係なく、プレーすることができるため、ポジション名は役割ではなく、位置を示しています。

9人制バレーボールのポジションは、自陣コートを縦横3等分し、ネットから遠い順にバック、ハーフ、フロントと呼び、向かって左から順番にレフト、センター、ライトと表記されるので覚えておきましょう。

9人制バレーボールのコートの広さやネットの高さは?

9人制バレーボールはルールだけではなく、コートの広さやネットの高さが6人制バレーとは違うのも特徴です。

9人制バレーボールと6人制バレーのコートの広さとネットの高さはこのようになっています。それぞれ、成人男性/女性を基準に見ていきましょう。

 コートの広さネットの高さ
9人制バレーボール男性21m×10.5m 女性18m×9m男性2m38cm 女性2m15cm
6人制バレーボール18m×9m男性2m43cm 女性2m24cm

まとめ

今回は9人制バレーボールのルールを6人制バレーと比較しながら、徹底解説してきました。

9人制バレーボールのルールには、サーブを2回打つことができるほか、ブロックの際にボールに触れた場合は1回とカウントされることやネットに当たった場合は最大4回まで接触することができるという6人制バレーには特徴があります。

また、9人制バレーボールはローテーションルールがなく、ネットが低くなっていて、コートが広く、ポジション関係なくプレーすることができるので、初心者でも楽しむことができるのも特徴の1つです。