多くの人がアメリカ3大スポーツの1つであるアメリカンフットボールのことを知っていると思います。しかし、アメリカンフットボールのプロリーグであるNFLについて知っている人は多くないのではないでしょうか。
また、MLBには大谷翔平選手をはじめ多くの日本人がいるのに、NFLにいない理由も気になりますよね。
そこで今回は、アメリカンフットボールのNFLについてや日本人がいない理由、最も近い日本人選手について紹介していきたいと思います。
【アメフト】NFLとは?
アメリカ国内だけではなく、世界中からも高い人気を誇るアメリカンフットボールのNFLですが、一体どんなリーグなのでしょうか。NFLについてはこのように、3つのトピックに分けて紹介していきたいと思います。
基本情報
NFLの正式名称はNational Football League(ナショナル・フットボール・リーグ)といい、1920年に設立されました。NFLには32のチームがあり、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)という2つのカンファレンスに分かれているのが特徴です。
また、各カンファレンスには16のチームが所属し、優勝決定戦であるスーパーボウル出場に向けてレギュラーシーズンを戦っていきます。
シーズンの流れ
最終的には優勝決定戦であるスーパーボウルで勝つことが目的となるNFLですが、シーズンはどのように始まっていくのでしょうか。
NFLでは9月~12月までレギュラーシーズンで、1月がプレーオフ、2月にスーパーボウルが行われるという流れになっています。2月下旬からオフシーズンに入りますが、4月にはドラフトがあり、5月~7月にはキャンプが行われ、8月には本番に向けたプレシーズンが始まるので、そこまで休養期間は長くありません。
スーパーボウル
NFLの優勝決定戦であるスーパーボウルはアメリカ最大のスポーツイベントと呼ばれるほど注目度が高く、1億人が観ると言われるほどの試合です。
また、スーパーボウルが注目されているのは、試合の途中にあるハーフタイムショーに世界的なアーティストなどが登場することも関係していると思われます。1993年にマイケル・ジャクソンさんが出演して以降、レディー・ガガ、「マルーン5」、ブルーノ・マーズさんといったアーティストが登場しました。
試合のレベルが高いだけではなく、エンタメ性にも優れているのが特徴です。
【アメフト】NFLに日本人がいないのはなぜ?
世界的にも注目されているNFLになぜ日本人選手はいないのでしょうか。NFLに日本人選手がいないのは競技人口の少なさや言語の壁などが挙げられますが、最も大きく影響しているのは移籍するルートがないことが関係していると思われます。
NFLはNBAやMLBと違い下部リーグがなく、アメリカでプレーするためにはドラフトで指名されるか、トライアウトで合格しなければなりません。どちらの手段を用いてもNFLに行くのは難しく、チャンスを掴む機会が他の競技よりも少ないのが日本人選手がいない理由ではないでしょうか。
【アメフト】NFLに最も近い選手は?
これまでにNFLに最も近いと言われた選手は、木下典明選手です。
名前 | 木下 典明(きのした のりあき) |
出身地 | 大阪府豊中市 |
生年月日 | 1982年12月29日(42歳) |
身長/体重 | 177cm/80kg |
学歴 | 大阪産業大学附属高等学校 立命館大学 |
経歴 | 2005 – 2007 アムステルダム・アドミラルズ 2007 – 2008 アトランタ・ファルコンズ 2011 – 2022 オービックシーガルズ |
木下典明選手は足の速いワイドレシーバーで、2008年まであったNFLの下部リーグであるNFLヨーロッパなどで活躍した選手です。
まとめ
今回はアメリカンフットボールのNFLについてや日本人がいない理由、最も近い日本人選手について紹介してきました。
アメリカンフットボールのNFLは世界中から注目されているスポーツですが、様々な理由から日本人選手が移籍したりするのは難しいと言われています。
しかし、過去には木下典明選手のようにNFLに近づいた日本人選手がいました。
いつの日か、NFLで日本人選手がプレーすることを期待して、注目していきましょう。